9月30日プログラム
9月30日(日)、江戸川区スポーツセンターにて、今年度1回目の発掘プログラムを開催しました。
今回は知的障害者・肢体不自由者・視覚障害者を対象にプログラムを展開し、朝から雨が降るあいにくの一日でしたが、47名が参加しました。
なお、今回は台風の影響もあり、プログラムを一部変更しての開催となりました。
参加者はそれぞれ最大3つまでの希望競技で、競技団体の指導を受けながら意欲的に挑戦していました。
当日は、競技体験の他に、専門家による相談ブースも設置しました。
今回専門家としてご協力いただいたのは、河北家庭医療学センターの杉山真理先生と東京大学大学院助教の平松竜司先生です。障害者スポーツのクラス分けや技術向上の研究をなさっているお二人に、多くの参加者が競技選択に関するアドバイスを受けたり、クラス分けに関する相談をしていました。
(相談ブース)
(資料コーナー)
今回は全体で5つの競技団体による体験プログラムを実施しました。それぞれ、競技紹介や体験だけではなく、競技団体スタッフによる個別指導や普段の練習に関する情報発信なども行われ、参加者の技術向上や競技選択をサポートしました。
競技団体相談会では、競技団体が参加者ごとの状況を聞き取り、より丁寧なアドバイスや情報提供を行いました。
ご協力いただいた競技団体の皆様
カヌー(日本障害者カヌー協会)
ボート(日本ボート協会パラローイング本部)
水泳(東京都障害者水泳連盟)
卓球(東京都知的障害者卓球部会)
トライアスロン(東京都トライアスロン連合)
(競技団体相談会)
11月4日プログラム
11月4日(日)、三鷹市総合スポーツセンター(SUBARU総合スポーツセンター)にて、今年度2回目の発掘プログラムを開催しました。
肢体不自由者・視覚障害者を対象にプログラムを展開し、56名が参加しました。今回は14競技での実施となりましたが、初の参加者も多く、競技団体の指導のもと非常に活気あふれる体験会となりました。
お昼には特別企画としてパラリンピアンをお迎えしたトークショー「先輩アスリートの声」も開催しました。
トークショーには先日のインドネシア2018アジアパラ競技大会に出場し、アーチェリー競技で銀メダルを獲得した上山友裕選手と、陸上競技で金メダル・銀メダルを獲得した澤田優蘭選手をお招きしました。
両選手からは競技との出会いからパラリンピックやアジアパラ競技大会でのエピソードまで、様々なお話を伺うことが出来ました。
また今回はより参加者に近い先輩アスリートとして、この発掘プログラムでボート競技に出会い、現在東京都が選ぶ東京アスリート認定選手となった有安諒平選手にもご出演いただき、現在の活動や出場大会での経験談もお話しいただきました。
競技との出会いのシチュエーションは3選手それぞれ異なりましたが、興味を持ったことに積極的にチャレンジしてみたことが自分の適性や才能との出会いにつながったという共通点が見られました。
見せていただきました
両選手にも競技体験をしていただきました
また、当日は、競技体験の他に、専門家による相談ブースも設置しました。
今回専門家としてご協力いただいたのは、障害者スポーツのクラス分けや技術向上の研究をなさっている先生方で、山口県厚生農業協同組合連合会 小郡第一総合病院の横峯弘隆先生、河北医療財団 河北総合病院の杉山真理先生、杏林大学保健学部准教授の一場友実先生の3名です。
今回も多くの参加者が相談ブースを訪れ、簡易のクラス分けを受けたり、競技選択に関するアドバイスを受けるなどしていました。
今回は全体で14団体に体験プログラムを実施して頂きました。それぞれ、競技紹介や体験だけではなく、競技団体スタッフによる個別指導や普段の練習に関する情報発信なども行うなど、参加者の技術向上や競技選択をサポートしました。
競技団体相談会では、参加者から競技団体への相談はもちろん、競技団体から参加者への個別の声掛けもあり、参加者が本格的に競技に取り組むための、より丁寧なアドバイスや情報提供が行われました。
ご協力いただいた競技団体の皆様
陸上競技(関東パラ陸上競技協会)
バドミントン(東京障がい者バドミントン連盟)
ボッチャ(東京ボッチャ協会)
自転車競技(東京都自転車競技連盟)
柔道(日本視覚障害者柔道連盟)
パワーリフティング(日本パラ・パワーリフティング連盟)
ボート(日本ボート協会パラローイング本部)
射撃(日本障害者スポーツ射撃連盟)
卓球(東京身体障害者卓球連盟)
テコンドー(全日本テコンドー協会)
車いすバスケットボール(東京都車椅子バスケットボール連盟)
車いすフェンシング(東京都車いすフェンシング協会)
ウィルチェアーラグビー(日本ウィルチェアーラグビー連盟)
車いすテニス(東京車いすテニス協会)
(競技団体相談会)
12月1日プログラム
12月1日(土)、東京スタジアム(味の素スタジアム)西競技場にて、今年度3回目の発掘プログラムを開催しました。
今回は知的障害者・肢体不自由者・視覚障害者を対象として開催し、合計で44名が参加しました。
屋外での開催でしたが、12月とは思えない暖かな陽気に恵まれ、陸上競技場を広々と使った体験プログラムを展開することが出来ました。
体験プログラムの他にも、専門家による相談コーナーを設置しました。
今回は専門家として、河北医療財団河北総合病院の杉山真理先生と、いのうえアイクリニック(神戸)の井上侑子先生にご協力をいただきました。
多くの参加者がプログラムの合間の時間等を利用し、競技選択に関するアドバイスを受けたり、クラス分けに関する相談を行っていました。
今回は5つの競技団体にご協力いただき、陸上競技、自転車競技、トライアスロンの3競技で体験プログラムを実施しました。
陸上競技では、走競技・跳躍・投てきの3種目に分かれてプログラムを展開し、参加者は希望種目を体験することができました。自転車競技、トライアスロンでは競技用自転車の乗車体験やトラック上で実走体験などを行いました。
ご協力いただいた競技団体の皆様
陸上競技(東京都知的障がい者陸上競技連盟)
陸上競技(関東パラ陸上競技協会)
陸上競技(日本ブラインドマラソン協会)
自転車競技(東京都自転車競技連盟)
トライアスロン(東京都トライアスロン連合)
2月3日プログラム
2月3日(日)、日本財団パラアリーナにて、今年度最後となる発掘プログラムを開催しました。
今回は一定以上の競技経験がある視覚障害者と肢体不自由者を対象とし、38名が参加しました。
開会式では協力いただいた14競技団体から、競技の特色や求めている選手像などの説明があり、参加者は熱心に聞き入っていました。
午前は参加者の障害状況に応じて数種類の体力測定を行い、参加者の基礎体力や身体の動作を確認しました。専門家や競技団体の方々に測定の様子をチェックしていただきましたが、競技団体からは気になった参加者に対してアドバイスや競技体験への勧誘をしている様子が見られました。
午後はフォローアッププログラムと競技別プログラムを実施しました。
フォローアッププログラムでは、理学療法士で陸上競技のクラス分けに詳しい河北総合病院の杉山真理先生と、リオパラリンピック銀メダリストの山本篤選手をお招きして、今後様々な競技大会にチャレンジしていくことになる参加者に向けて講義を行いました。
杉山先生からは、「パラリンピックにおけるクラス分け」として、クラス分けの国際基準やクラス確定までのスケジュールについてお話しいただきました。
山本選手からは、パラリンピックでベストなパフォーマンスを発揮するにあたって、2020年までのご自身のスケジュールを提示しつつ、自分なりのスケジュールを作成し、目標をもって競技に取り組むことの重要性をお話しいただきました。
杉山真理先生
山本篤選手
また、競技別プログラムでは、参加者は希望する競技の他、競技団体からの勧誘やコーディネーターからのアドバイスなどを踏まえ、複数の競技に参加しました。
各競技団体は、競技紹介や体験の他、簡易のクラス分けを行い、適切な練習方法を指導したり、練習環境に関する個別相談を行うなど、競技継続のための実践的なプログラムを展開していました。
ご協力いただいた競技団体の皆様
陸上競技(関東パラ陸上競技協会)
バドミントン(東京障がい者バドミントン連盟)
カヌー(日本障害者カヌー協会)
自転車競技(東京都自転車競技連盟)
柔道(日本視覚障害者柔道連盟)
ボート(日本ボート協会パラローイング本部)
射撃(日本障害者スポーツ射撃連盟)
水泳(東京都障害者水泳連盟)
卓球(東京身体障害者卓球連盟)
トライアスロン(東京都トライアスロン連合)
車いすバスケットボール(東京都車椅子バスケットボール連盟)
車いすフェンシング(東京都車いすフェンシング協会)
ウィルチェアーラグビー(日本ウィルチェアーラグビー連盟)
車いすテニス(東京車いすテニス協会)
午後からは競技活動や競技選択に関する相談を随時受け付けるため、専門家による相談コーナーも設置しました。
今回はフォローアッププログラムの講師として講演も行っていただいた河北医療財団河北総合病院の杉山真理先生と、いけがみ眼科・整形外科の澤崎弘美先生にご協力をいただきました。
参加者はプログラムの合間の時間等を利用し、競技選択についてアドバイスを受けたり、クラス分けに関する相談を行っていました。
今回をもって今年度の「東京都パラリンピック選手発掘プログラム」は全て終了しました。
参加してくださった皆様、運営協力してくださった皆様、誠にありがとうございました!